ゴミ屋敷ができるまで

こんにちは。kurumiです。

ゴミ屋敷ってよく聞きますけど、どのようにしてできるのか…。

以前、母が掃除をしなくなったと書きましたが、それと共にできなくなった、しなくなった事があります。

それは「整理整頓」です。

そもそも掃除をしないということは、物を整理することもできなくなってきているのです。

特に「冷蔵庫」は要注意ポイントです。

買ってきた野菜を上からどんどん詰め込むので、下で腐りかけた野菜が見つかるのです。自分で料理をしないにも関わらず、なぜ買い物してくるのか‥‥‥

母親として家事を行なってきた生活習慣が抜けきれないんだなと思います。夕方になると買い物に行く、それがルーティーンになっているので、やらないと変な感じになるのかもしれません。

でも、食べきれないほどの食材を買う必要はないし、腐らせてしまって破棄しなければならないのも困ります。

最近はムダにならない様、料理をし、整理をし、買い過ぎない様、伝えています。

ここまで読んでいただいたら気づいてくださると思いますが、「整理整頓」ができなることが「ゴミ屋敷」を作る原因と言えます。

冷蔵庫はカオス

1人暮しをされている認知症の方の冷蔵庫は必ずと言っていいほど大変な状況になっています。

いつのものかわからない野菜、マヨネーズとか、ドレッシングとかが何本も入っている……冷蔵と冷凍の区別なく物が入っている……

なので、訪問介護でサービスに入る際は、部屋の片付けはもちろんですが冷蔵庫の整理もします。(ご本人との信頼関係を作ってからですが)

まず、命を繋ぐということで「食の確保」が大事になります。腐った物を食べてしまって具合が悪くなることもありますし、食材を保管する場所を管理することも大事です。

でも勝手に開けて整理することはしません。自分のものを他人が勝手に触ることは誰でも嫌ですよね。その方との信頼関係を作った上で少しずつ整理していきます。

ご両親と離れて暮らしていて、中々様子を見に行くことができない方は、異変に気づくのが遅れる傾向があります。気づいたら「ゴミ屋敷になっていた」ということは多々あります。

少しずつ、一緒に

私が部屋の片付け、いわゆる「断捨離」をしているのを見て、母も片づけ出したことがありました。使用していない物、古い物がこんなにもあったのかと驚きましたが、「片づけてみよう」と思ってくれたことはいいことだと思います。ただ、継続はしません。でも少しづつ、季節ごとの「整理整頓」でもいいかなと思ってます。

年をとると色々なことが億劫になり、「後でやろう」がやらなくなり、できなくなり、結果、「ゴミ屋敷」が出来上がるのでしょう。

だからと言って責めないでください。こうしたいと思ってなったわけではないのです。気づいたらそうなっていたのです。責めてしまうと、さらに内に内に閉じこもってしまいます。

「活動量が低下」している状態で、精神的にも閉じこもってしまったら…

「何でこうなってるの?」「どうしてできないの?」と言いたくなる気持ちもわかります。

私もそう言ってしまったことがあります。でもその後に何か後味の悪い感じになりました。そういう気持ちになったら、まず深呼吸してから何を伝えるか考えてみてください。

私は「うん、しょうがない、そういうこともある」と思って自分で整理するようにしました。

自分と親と、嫌な思いをしないで生きて行くにはどうすればいいかなと考えて「ゆるく生きる」ことを私は選びました。

それぞれの事情がある中で、我慢せず、嫌な思いをしない選択ができるといいですね。

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